では、これからGKのテクニックに
関してお話していきます。
ボールと関わる直前のテクニックではありますが、
これからお話していく上で、重要になるため、先にお話するのが、
基本姿勢(構え方)
についてです。
言葉にすると難しいのですが、
この基本姿勢が重要です。
どんなスポーツでも
『構え』
があると思います。
相撲がわかりやすいですかね?
「はっけよ~い」と声がかかったときに、
お相撲さんは股を開き、腰を低くして、両手を握り地面に付けます。
「のこった!」で相手とぶつかっていきますよね?
GKも一緒です。
相手がシュートを打つとき、
棒立ちではすぐに体を動かすことができません。
ひざを曲げ、どこでも動けるように準備する必要があります。
この準備している姿勢を
『基本姿勢』
といいます。
この準備が大事なのです。
この準備ができるかできないかで
次の行動の8割が決まるといってもいいでしょう!
さて、その構え方ですが・・・
意識してほしいのは重心です。
・つま先:シューターの方向。
正面ですね。
・ひざ :90度くらいまで曲げる。
それより曲げると動きにくくなります。
シューターの方向に向ける。
蟹股(外側)に向けない。
・お尻 :突き出す。
これにより重心を真ん中にします。
・上半身:前傾姿勢。
ただし猫背になりすぎないこと。
少し胸をはる。
・頭 :しっかりと固定。
あごを少しひく。
・腕 :ひじを曲げ、脇はしめる。
ただし、肩に力をいれないこと。自然体で。
・手 :手のひらは内側が好ましい。
ここも自然体で。
ここからがもっとも重要です。
構えるタイミングは
シュートを打たれる直前
です。
いつも基本姿勢を保ち続けるのは
当然無理です。
ボールが動けば移動もしなければなりません。
「相手がシュートを打つな」
というときに、この構えを瞬時にとってください。
この構えるときのタイミング等を
習得するには、反復練習が必要です。
(なんでもそうですが・・・)
トレーニング方法としては
ボールをGKの正面に5m離れてセットします。
シューターが蹴る真似をしたときに、GKは構える。
このときに、つま先やひざの向き、
重心のかかり方などに注してください。
この構えができるようになったら、
タイミングを図りながら、正面にボールを蹴ってもらいます。
(投げてもらってもいいです)
そのボールに対しての処理を
すばやくできるようにします。
準備を怠らないようにしてください!
これが基本中の基本ですよ!!
すべてのテクニックを活かすためにも、
習慣化してくださいね!