前回は、
守備=ゴールを守る=ボールを奪うため
のコーチングの思考編をお話しました。
ここで、そのコーチングの実践編についてお話します。
実はコーチングはボールのある位置で変わってきます
(当然といえば当然ですが・・・)
ですので、今回は基本的なことをお話します。
ポイントは、
『WHO(誰が)』
『WHEN(いつ)』
『HOW(どうする)』
だと私は考えます。
さらに、
2単語か3単語くらい
短く大きな声で「コーチング」します。
ただし、『WHEN(いつ)』は 『今』のことが多いので、
特にいう必要はないです。
(例外はありますよ・・・)
たとえば 味方のA選手とB選手がGKの前にいるとします。
そのA・B選手の前方には、
ボールを持ってドリブルして向かってくる、
相手選手がいます。
GKのコーチングとしては・・・
「A、寄せろ」
「B、Aのカバー」
といった感じです。
状況によっては、この言葉が変わってきます。
「A、ステイ」
「B、右をきれ」
この場合、ステイという『WHEN』の要素である、
『待て』という意味の言葉を使うこともあります。
このように状況に合わせて、端的に、大きな声で、
伝えたい選手が何をすればよいのかを
伝えることが
「コーチング」=「指示」です。
小学生の試合を見ていると、
「寄せろ、寄せろ」
「お前、行けよ」
と誰に、何を伝えているのかわからない、
「指示」をしている選手をよく見かけます。
もう一度、言いますね
『WHO(誰が)』
『WHEN(いつ)』
『HOW(どうする)』
という内容を、
2単語か3単語くらい短く、大きな声で「コーチング=指示」する
ことが重要です。
次回は、もう少しボールの状況に合わせたお話をします。